【English】人気教材「英語のハノン」でスピーキング力を伸ばす

最近とても人気のある、スピーキングのための教材「英語のハノン」をご紹介します。

2021年4月の発売当初は、口コミから人気が上がり、なかなか手に入れることができなかったのですが、最近は書店でもよく見かけます。

この本はこんな悩みを抱えている人にとくにおすすめです。

  • オンライン英会話をやっているけどあまり効果が感じられない
  • スピーキング力を伸ばしたいけど、いい学習法が見つからない
  • TOEICの点数は700点以上あるのに、話すとなるとパッと言葉が出てこない

スピーキングを伸ばすには、オンライン英会話でたくさん話すことは大事ですが、もっと短期間で効果を出したいですよね。

この本はそんな悩みを解決する1冊です。

目次

「英語のハノン」とは?

「英語のハノン」とは

「英語のハノン」は、英語を自然に話す力を付けることを目指した教材です。

しかし、よくあるスピーキングの教材とここが違います。

① まずは中学高校レベルの英文法をやりなおし
② そのあとで、英文法を使って話せるようになるまで繰り返しトレーニング

① 英文法のやりなおし

「英語のハノン」は、スピーキングのための教材ですが、まずは「英文法」のやりなおしから始まるのが大きな特徴です。

英文法といっても、中学や高校で習ったような5文型の復習ではなく、「スピーキングのための」英文法を頭の中で整理しなおすのが目的です。

この本の中では、英文法を「縦軸」と「横軸」に分けて表現しています。

縦軸:5文型(受動態、準動詞、接続詞、関係詞)
横軸:時制、否定文、疑問文、助動詞、比較、仮定法、強調、倒置など

学校で習う英語は、縦軸と横軸を別々に学習することが多いのですが、この教材では、縦軸と横軸をクロスさせてトレーニングしていきます。

実際に会話の中でも、疑問形や否定形はとてもたくさん出てきますよね。
でも質問するたびに疑問形や否定形の作り方を頭の中で考えていると、会話がスムーズに進みません。

英語の瞬発力を鍛えるためにも、縦軸だけではなくて横軸との組み合わせ練習が大事になってきます。

② 話すトレーニング

英文法のおさらいの次は、その英文法を使って「話す」トレーニングです。

本書のタイトルのとおり、ピアノの練習のように、何度も何度も繰り返し話す練習をします。

最初のほうのユニットは中学1年レベルのとても簡単な英文ですが、それをいざ疑問形にしようとすると、TOEIC高得点者でもなぜかなかなか口から出てこないことがよくあります。

具体的な方法はこのあとご紹介しますが、最終的には本を見ないで、ナチュラルスピードで話せるようになることを目指しましょう。

「英語のハノン」の構成

次に、英語のハノン(初級)の構成についてご紹介していきます。

英語のハノン(初級)は19のユニットで構成されています。

ユニットごとに、まずは英文法のおさらいをし、次にそれを口に出して話す練習をします。

Step1:英文法の基礎をおさらい
Step2:Step1で確認した英文法をベースにした「パターン・プラクティス」
Step3:本を見ないでも話せるまで繰り返しトレーニング

Step1:英文法の基礎の復習&再確認

まずは、中学や高校で習った英文法を復習します。

あやふやになっていた文型の知識をおさらいして、話すための土台をもう一度整えます。

Step2:パターン・プラクティス

次は「パターン・プラクティス」です。

パターン・プラクティスとは、流れてくる英文をそのまま真似して繰り返すのではなく、音声の指示に従って、元になる英文に語句を代入したり変換するトレーニングです。

例えば、語句を代入するドリルは、このような流れでトレーニングしていきます。

基本文を音声に続いてリピート(2回)

(音声)He is in the cafe. →(あなた)He is in the cafe.

英語の単語が聞こえてくるので、基本文の一部にその単語を代入

(音声)always →(あなた)He is always in the cafe.

模範解答が流れるので、その音声に続いてリピート(2回)

(音声)He is always in the cafe. →(あなた)He is always in the cafe.

英語の単語が聞こえてくるので、基本文の一部にその単語をさらに代入

(音声)with his dog. → (あなた)He is always in the cafe with his dog.

模範解答が流れるので、その音声に続いてリピート(2回)

この代入を、1つのドリルにつき5回繰り返します。(この例文は参考例です)

Step3:本を見ないで音声だけで繰り返し練習

Step2ができたら、次は本を見ないで音声だけで繰り返し練習します。

音声は、スロースピードの後にナチュラルスピードが流れます。

最初はスロースピードでトレーニングをして、慣れてきたらナチュラルスピードで試してみましょう。

ナチュラルスピードは、はじめはとても速く感じるので、話し終わる前に次の音声が流れてしまうこともよくあります。

でも繰り返し練習しているうちに口が慣れてくるので、ナチュラルスピードでこなせるようになるまで反復トレーニングしましょう。

「英語のハノン」を学習する効果

「英語のハノン」を繰り返し練習するとこんな効果が期待できます。

・頭で文法を考えなくても自然に英文が出てくるようになる(スピーキング)
・英語が聞き取りやすくなる(リスニング)

スピーキングの面では「英語の瞬発力」が格段に上がります。

即座に単語を入れ替えたり疑問形や否定形を作る練習を繰り返していくうちに、頭の中で文法を考えなくても自然に英語が出てくるようになります。

そしてもう一つポイントなのは、英語のハノンをやっていくと「リスニング力」も伸びるという点です。

ナチュラルスピードでのトレーニングを繰り返しやっていると、ネイティブの早い発音に、耳も口も慣
れてきます。
すると、今まで聞き取れなかったような英文も楽に聞き取れるようになってきます。

「英語のハノン」の使い方

・1日15分程度がおすすめ
・スロースピードでまずは1周してみる
・2周目からは、1ユニットずつ暗記するまで繰り返す
・まずは「英語のハノン(初級)」を完璧にする

「英語のハノン」は、瞬発力のトレーニングといっても過言ではありません。

そのため、とても集中力が求められます!1日15分程度を目標に進めましょう。

また、一度スロースピードで1周してみるのもおすすめです。ざっと全体をつかんでから、もう一度最初のユニットに戻って、今度はドリルを1つずつ繰り返しトレーニングしていきましょう。

「英語のハノン」は初級編、中級編、上級編が出版されています。まずは初級編がナチュラルスピードでこなせるようになってから中級編に進むことをおすすめします。

「英語のハノン」の購入と音声

英語のハノンは初級編、中級編、上級編の3冊が出版されています。

紙の書籍のほかに、電子書籍も販売されています。

音声はこちらの特設サイトからダウンロードできます。

まとめ

「英語のハノン」のおすすめポイントをおさらいです。

・スピーキングのための英文法のおさらいができる
・繰り返しパターン・プラクティスでトレーニングすることで、英会話で使える英文法が身につく
・会話の瞬発力が格段に伸びる
・リスニング力を伸ばすのにもとても効果的

まずは初級編から、1日15分、オンライン英会話の前などに始めてみてはいかがでしょうか?

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