【English】英語力向上に効果絶大!「多聴」のススメ

英語のリスニング学習の手法として「多聴」という言葉を耳にされるかと思います。

多聴とは、多少内容や意味が分からない部分があっても気にせず、できるだけ多くの英語を聴いて耳を英語に慣らす学習法です。

これと対になっているのが「精聴」ですね。
精聴とは、1文ずつていねいに何度も繰り返し聴き、カンペキに内容を理解する学習法です。

リスニング力の強化のためには「多聴」と「精聴」の両方を組み合わせて学習することが大事だと言われています。
私は特に「多聴」が英語力を伸ばす効果が絶大だと思ってます。

今回はこの超おすすめ「多聴」について、その効果をお伝えしたいと思います。

目次

そもそも多聴で英語力は伸ばせるのか?

「多聴」だけでは英語は上達しないです

どうしても、英語のスピーチを聴いたり海外ドラマや動画を見たりするだけでは、英語を話せるようにはならないです。

語彙力や文法、発音などの基本的な知識がなければ、英語を聞いても全く意味がわからないですよね。

では、多聴なんて何の意味があるの?と思われる方もいるかと思います。

私が多聴をおすすめするのは、
多聴を他の英語学習に組み入れることで、英語学習の「習慣化」「効率化」「有効化」が図れるからです。

もう少し詳しくご紹介していきます。

多聴をおすすめする理由

耳からの情報は記憶に残りやすい

英語学習というと、主に「読んで」学習するというのが多いのではないでしょうか。

もちろん、文法や長文読解などを集中して勉強する際には、静かな環境で机に向かって勉強するというのも大事です。

しかし、「読む」という学習だけでなく、「聴く」ことを取り入れると、記憶が定着しやすいという効果があります。

例えば「キクタン」という英単語教材がベストセラーになっていますよね。

この教材は、目と耳から同時に単語や熟語をインプットすることで効果的に記憶に定着させることを目標にしています。

「「読む」だけでは、言葉は決して身につきません。私たちが日本語を習得できたのは、赤ちゃんのころから日本語を繰り返し聞いてきたから。」

改訂第2版キクタン【Basic】4000語レベル

聴いて覚えるというのは、語学を身につけるためには重要な要素です。

「読む」に「聴覚」を組み入れることで、脳の記憶機能をフル活用することができます

もう一つの例。海外に1年くらい住んでいると、英語が聞き取れるようになってくる。という話を聞きませんか?

海外にいるということは、五感をフル活用して英語に触れている状況です。

毎日生活の中で英語を聞き続け、生活の中で単語やフレーズに慣れていくことで、耳からの情報、目からの情報、そして口に出すという行動の相乗効果で英語が上達していきます。

英語学習を習慣化しやすい

英語は筋トレと同じです!

よし、筋力をつけよう!ダイエットしよう!と思っても、たった1週間ジムに行っただけでは見た目の変化は出ませんよね。

英語も同じく、毎日コツコツと筋トレのように続けることが、上達に繋がっていきます。

英語習得に近道はなし!毎日学習を続けること、習慣化することが非常に大事です。

しかし、習慣化するのって難しいですよね。。

仕事が忙しくて時間がなかったり、全くやる気がでない日があったり、継続してモチベーションを保ち続けるのはとてもしんどいです。そしていつのまにか面倒になって中断してしまう。

では、どうしたら習慣化できるのか?

それは、英語を生活の一部に取り込んでしまうことです。

そして、継続のためには、よりシンプルで簡単な学習の方がベストです。

多聴はシンプルに英語を「聴くだけ」。非常に簡単ですよね。続けやすいし、英語を日常の一部に取り込みやすいと思います。

「英語を本気でやろう」と思ってテキストなどを買ってきても、日常生活や仕事に追われていると、いつのまにか英語の勉強をしようという意識が消えてしまっていることはよくあるかと思います。

そんな時にも、例えば毎朝の10分だけ「英語を聴く」ということを毎日続けていると、英語の意識を保つことができます。

ここで、「精聴」ではなく「多聴」というのがポイントです。細かな点は気にせずにとにかく聴くこと。それだけです。

英語を習慣化するために、多聴を取り入れることはおすすめです。

会話力を向上させるため

英会話力を向上させるためには、リスニング力は重要です

TOEICで高い点数を取ることも大事ですが、やはり「英語で会話ができる」ようになるのを最終目標としている方も多いのではないでしょうか?

会話が成り立つためには、まずは相手が何を話しているか理解する必要があります。

リスニング力は英会話を伸ばすために必ず身につけなければならないスキルの一つです。

多聴を日常に取り入れることで、このリスニング力を伸ばす効果が期待できます。

おすすめの多聴の教材

私が普段使っているおすすめの多聴向けコンテンツをご紹介します。

CNN English Express

CNN English Expressは、24時間ニュース専門局CNNの素材をもとに英語力向上を目的とした月刊の学習誌です。

こちらは主に精聴のための教材になりますが、音声をダウンロードできるので、それを聞き流しておくことで、多聴にも使えます。

CNN English Expressはこちらの記事で使い方を詳しくご紹介しています。

Kevin’s English Room Podcast

Kevin’s English Room Podcastは、毎日10分程度配信されている、英語の雑談チャンネルです。
ネイティブのKevinと英語学習中の山ちゃんの日常の会話を、毎日手軽に聴けるので、習慣化しやすいのもポイントです。

会話内容も身近でおもしろいのでおすすめ。Youtubeでも毎日配信されています。

こちらの記事に詳しく載せています。

TED Talks

TED Talksは、世界中の様々な分野の著名人によるプレゼンテーションを視聴できる無料動画配信サービスです。

基本的にスピーカーがゆっくりはっきり話してくれるので、ネイティブの英語でも比較的聞き取りやすいと思います。内容も興味深いです。

海外ドラマ

海外ドラマを見るのも多聴の一つですね。

ただし、スラングが多かったり会話のスピードが速いため、英語上級者向けかもしれません。
字幕なしでは意味がさっぱりわからないことも多いと思います。

そんなときに字幕を見てしまうと、「読む」に意識が向いてしまい、「聴く」ことに意識が向かない可能性があります。

まとめ

多聴は普段の英語学習にプラスアルファとして取り入れることで、英語学習を習慣化するのを助けてくれる、とても有用な学習法だと思います。

また、英語学習を効果的に効率的に行うためにも、取り入れてみる価値はあると思います。

非常におすすめです。

ぜひ試してみてはいかがでしょうか?

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