NHKの「ラジオ英会話」は、NHK語学講座の中でも非常に人気の高い英会話番組です。
毎年4月から新しいカリキュラムが始まるので、「今年こそはラジオ英会話で勉強するぞ!」と気合を入れている方も多いのではないでしょうか?
一方でこんな悩みはないでしょうか?
・毎年4月になると「ラジオ英会話」を始めるけど、途中で挫折してしまう
・「ラジオ英会話」の効果的な使い方がわからない
・今年から「ラジオ英会話」を聴こうと思っているけど、1年間続けられるか不安
そんな悩みを解決するために、今回は「ラジオ英会話」を1年間継続するポイントと、2022年度版の「ラジオ英会話」のおすすめポイントをご紹介していきます。
「NHKラジオ英会話」を1年間続けるコツ5点

私はこれまでに「NHKラジオ英会話」を数年間聴いてきましたが、その中で気づいた「継続するコツ」はこちらです。
① 「ラジオ英会話」が自分の英語レベルに合っているかどうかを確認する
② 1年間「ラジオ英会話」だけに集中する
③ 達成できそうな目標を立てる
④ 学習計画を立てる&計画を見直す
⑤ モチベーションが下がったときの立て直し方を知っておく
①「NHKラジオ英会話」が自分の英語レベルに合っているか
「NHKラジオ英会話」はとても人気の高い番組なので、「とりあえずラジオ英会話をやろう!」と思って始める方も多いのではないでしょうか?
もちろん人気のある番組は、多くの人にとってとても面白くて役立つ番組であるのは間違いないです。
でも、「継続して聴く」ことを目標にするのなら、自分の英語レベルに合った番組かどうかは大事なポイントです。
「ラジオ英会話」のレベルは、CEFRでいうと「B1」です。
・社会生活での身近な話題について理解し、自分の意思とその理由を簡単に説明できるレベル
・TOEICでいうと、550点~785点くらい
「ラジオ英会話」の番組内容は、ある程度の語彙力や中学生レベルの文法知識が身についている前提で構成されています。
内容があまり難しすぎても、モチベーションの低下や継続できない原因になります。
もし自分の英語レベルに合っていないと思ったら、まずは初級者レベルの「英会話タイムトライアル」や「基礎英語」からスタートすることをおすすめします。

「英会話タイムトライアル」や「基礎英語」もとても面白い番組です!英会話の基礎と中学生レベルの文法が学べます。社会人の英語初級者におすすめです!
こちらの記事で、2022年度のNHK英語講座の選び方を詳しく紹介しているので、ご参考にしてください。
② 1年間「ラジオ英会話」だけに集中する
「ラジオ英会話」が自分の英語レベルに合っていることが確認できたら、次は取り組み方です。
おすすめなのは「ラジオ英会話だけに1年間集中する」という方法です。
「ラジオ英会話」1つで、単語、フレーズ、文法、会話、リスニングなど、ありとあらゆる勉強ができます。
ラジオ英会話にでてくる英文をすべて暗記するくらい、1つに絞って学習すれば、いろんな教材に手を出すよりもはるかに英語力が伸びるはずです。
テキストは1か月500円ほどなので、お手頃価格です。(カフェのコーヒーを1回我慢すれば買えます笑)
毎月このテキスト1冊を使い倒すことを目指しましょう!
③ 今年の「ラジオ英会話」で達成したい目標を決める

継続のためには、まずは「ラジオ英会話」で達成したい目標を立てましょう。
そのとき、達成できそうな目標から立てるというのがポイントです。例えばこちらです。
・毎週例文を最低5つ暗記する
・TOEICの点数を50点伸ばす
・週1回は必ず聴いて、とにかく1年間完走する
また、2022年度のラジオ英会話のテーマ「基本単語のマスター」に合わせて、
・毎月、取り上げられた「基本単語」の使い方をすべてマスターする
・今月は「make」の使い方を徹底的にマスターする
といった月ごとの目標を立てるのもおすすめです。
④ 学習計画を立てる&計画を見直す
学習計画を立てるのも、継続するための大事なポイントです!
特に「場所」と「時間」を決めておくことをおすすめします。
ラジオ英会話は、朝、昼、夜の一日3回放送されます。また日曜日には一週間分がまとめて放送されます。
時間帯と聴く場所をあらかじめ計画して、カレンダーに入れておきましょう。
そして、「計画を立てたけど実行できなかった・・・」というときには、どんどん計画を立て直しましょう!
計画はうまくいかないことが大半です。そこであきらめずに、次の週や次の月から新しい計画で仕切りなおしましょう。
⑤ モチベーションが下がった時の立て直し方を決めておく
最初は「今年は1年間ぜったいに継続する!」と気合を入れていても、ぜったいにモチベーションは下がってきます。
やる気が下がったままにしておくと、継続できなくなる原因になります。
モチベーションは下がるものと割り切って、下がった時にどうするかを考えておきましょう。
たとえばこのようにハードルをいったん下げてみるのもおすすめです。
・最低限テキストだけ購入して流し読みをする
・週末に再放送を流し聴きする
・今月はあきらめて、来月からもう一度仕切りなおす
2022年度版の「NHKラジオ英会話」のおすすめポイント

2022年度の「NHKラジオ英会話」のおすすめポイントはこちらです。
・今年のテーマは「基本的な英単語の持つイメージやニュアンスを知って、日本語を経由せずに表現する!」
・講師は引き続き大西泰斗先生!番組の基本構成は今年も継続
今年のテーマは基本単語の習得
今年のテーマは「基本単語の習得」です!
つまり、「基本単語の持つイメージやニュアンスを知って、日本語を経由せずに表現しよう」という内容。
例えば、4月号の基本動詞は「make」「have」「put」「leave」が取り上げられています。
どれも中学校の最初で習う基本的な動詞ですが、一般的な日本語訳「作る」「持つ」「置く」「去る」だけでなく、実はもっと幅広い意味やニュアンスを持っています。
シンプルな単語のイメージやニュアンスを知って幅広い表現ができると、会話のバリエーションが一気に広がります。
今年は「基本単語」の使い方をマスターして、会話力を1ランク上げていきましょう。
講師は引き続き大西泰斗先生!
今年も講師は大西泰斗先生です。
大西先生といえば、日本語訳だけではわからない、ネイティブ独自の「ニュアンス」をとても上手に教えてくれます。
実際に私は、「一億人の英文法」という大西先生のベストセラー本で、単語の持つイメージや、文法を勉強しました。
この本の内容を、ラジオ英会話でさらに詳しく解説してもらえるのは大きなおすすめポイントです。
そして、番組には今年も、ポール・クリス・マクベイ先生、秋乃ろーざさんが登場します。昨年と同じ顔触れで安定感がありますね。
まとめ
今年こそ「NHKラジオ英会話」を1年間継続するためのポイントのおさらいです。
① 「ラジオ英会話」が自分の英語レベルに合っているかどうかを確認する
② 1年間「ラジオ英会話」だけに集中する
③ 達成できそうな目標を立てる
④ 学習計画を立てる&計画を見直す
⑤ モチベーションが下がったときの立て直し方を知っておく
2022年度の「ラジオ英会話」のテーマは「基本単語を習得して、日本語を経由しないで表現」です!
1年間集中して勉強してスキルアップをめざしましょう!