ビジネスメールで使える英語フレーズ(まくら言葉編)

ビジネス英語

ビジネスの場面でメールを書く時、「恐れ入りますが、」「お忙しいとは思いますが」といった表現を使うことが多くあると思います。
これらのまくら言葉は、相手に不快感を与えないように、次に来る言葉をやんわりと相手に連想させるための丁寧な表現ですよね。

英語メールの場合、回りくどい表現を避けて、「簡潔に」「わかりやすく」を意識するのが大原則です。

しかし、日本語のようなまくら言葉を上手に使うことで、コミュニケーションを円滑に進めることができる場合もあります。

今回は、英語バージョンのまくら言葉をご紹介したいと思います。

便利なまくら言葉

急なご連絡で申し訳ございませんが〜
We know this is short notice, but 〜

We know this is short notice, but the meeting today has been postponed until next Monday.
急なお知らせで申し訳ございませんが、本日のミーティングは来週月曜日に延期になりました。

相手に急に知らせないといけない時に便利な表現です。

突然のお願いで申し訳ございませんが〜
We are sorry that we have to ask you this on such short notice, but 〜

We are sorry that we have to ask you this on such short notice, but could you please send us the draft contract by tomorrow?
突然のお願いで申し訳ありませんが、明日までに契約書のドラフトを送ってもらえますか?

突然頼みにくいことをお願いする時に便利な表現です。

〜は存じておりますが、
We know that 〜, but 〜

We know that we are asking too much, but could you please answer the following additional question?
すでにたくさんご質問していることは存じておりますが、以下の追加質問にご回答いただけますでしょうか?

相手や現在の状況を分かっていることを最初に伝えておくことで、伝え方を和らげるクッションの効果があります。

〜についてお手伝いいただきたいと思っているのですが
We wonder if you could support us with 〜

We wonder if you could support us with the preparation for the press releases for new products.
新製品発表会の準備をお手伝いいただきたいと思っているのですが。

相手に何か手伝ってもらいたい時やサポートしてもらいたい時に便利な表現です。

大変申し訳ないのですが〜
We are sorry to have to say this, but 〜

We are sorry to have to say this, but we are unable to offer the technical support.
大変申し訳ないのですが、そのような技術サポートをご提供することはできません。

言いにくいことを伝える場合や、相手にとって不利となる内容を伝える場合などに使える表現です。

お手数をおかけして申し訳有りませんが〜
We are sorry to trouble you, but 〜

We are sorry to trouble you, but could you do a little correction?
お手数をおかけして申し訳ありませんが、少し修正していただけますか?

相手に手間を取らせてしまうような依頼をする時などに、表現を和らげることができるフレーズです。

お忙しいとは思いますが
We understand you are busy, but 〜

We understand you are busy, but we would appreciate hearing from you.
お忙しいとは存じますが、お返事を頂けますと幸いです。

日本語でもよく使う表現ですが、相手にお願いする時に便利なフレーズです。

ポイント

英語のビジネスメールで、自分のことを「I」を使うのか「We」を使うのか迷われることはないでしょうか?基本的には「I」と「We」の使い分けは次のような考え方をします。
・「I」… 個人としてメールしている場合。
・「We」… チームとしてメールしている場合や会社を代表してメールしている場合。
企業に勤めている方は、会社やチームを代表してメールしていることが大半かと思いますので、特に社外宛てのメールであれば「We」を使うことが多いと思います。

まとめ

英語メールの場合、回りくどい表現を避けて、「簡潔に」「わかりやすく」を意識するのが大原則です。

しかし、今回ご紹介したようなまくら言葉を上手に使うことで、コミュニケーションを円滑に進めることができる場合もあります。

ぜひご参考にしてみてください!