【英語習得への近道!】人前で恥をかくこと、間違えること

おすすめ学習法

間違えることが恥ずかしい心理

社会人が英会話を上達させるために必要なこと。

それは、人前でカタコトの英語を一生懸命話して、間違えたり、下手な英語を他人に聞かれて、恥ずかしい思いをすること
まさにこれだと思います。

私は英語を勉強しようと思い始めてから数年間、
・人前で下手くそな英語なんて話せない。恥ずかしい。
・間違えてバカにされるのはいやだ。
・完璧に英語が話せるようになってから人前で話そう。
という気持ちが強く、英語を「話す」ということにとても抵抗感がありました。

海外に語学留学に行った時もそうです。
・グループレッスンで外国人と話すの恥ずかしい。
・相手の言ってることわからなくて気まずい空気になるのがいやだ。
・大勢の前で恥を書きたくない。
・日本人はシャイなんだ・・・。
と思ってしまい、自分から発言できなかったり、相手に話しかけることができなかったり、そんなことの繰り返しでした。

皆さんにも同じような経験はないでしょうか。

マンツーマンの語学学校やオンライン英会話が選ばれているのは、もちろんグループレッスンと比べて英語を話せる時間が増やせるというメリットが大きいです。
そして、「大勢の人の前で話さなくていい」というのも、恥をかきたくない人にとってはメリットの一つかもしれません。私自身がそうでした。

また、最近ではアプリ上でAIと会話することで英会話を上達させましょうというツールも出てきています。
とてもお手軽だし、素晴らしい機能が備わっている上に、機械が相手なら全く恥ずかしいことはないですよね。

恥をかくこと、悔しい思いをすることが上達への近道!

しかし!
英語で恥をかく!悔しい思いをする!
これが、英語を習得する上でのとても大きな要素であり、上達への近道になることに気づきました。

私の意識が大きく変わったのが英語スクールのNCCの授業でした。NCCについてはこちらの記事でご紹介しています。

受講生は1クラス12〜15人です。みなさん真剣に英語を勉強されているのでレベルも意識も非常に高いです。

そんな人たちの前で、英語を次々に話さないといけない。最初はものすごく辛いです。

特に通訳のレッスンなどは、30秒日本語を聞いて、それを30秒で英訳して話します。これも自分で下手くそだなと思いながら、他の受講生達の前で話さないといけないのがとても恥ずかしいのです。

しかし、その恥ずかしさが、悔しさに変わると、「次こそはもっとうまく話してやる!」というモチベーションに変わります

追い込まれたところから成長のスタート。これをとても実感しました。

それ以来、「下手くそな英語でも何でもいいからとにかく話す!」「恥をかいたらかいた分だけ次回頑張ろう!」とポジティブに考えるようになりました。

恥はかけばかくほど成長につながると思います。

たった1回の恥なら、「今日は不運だったな。」と思って忘れればいいこと。でも何回も恥を書いていると、何とかしないとと思えてくるものです。

そして、真剣に取り組んでると、「恥に慣れてしまう」という感覚は生まれません。適当な気持ちであれば、「どうせ無理だし、もういいや」と諦めが生まれます。

しかし、何とかうまくなりたい、と思う気持ちがあると、前回よりここはうまく行った、でもここがダメだった、もっとうまくなりたいという願望が次々に生まれます。

オンライン英会話やマンツーマン英会話は私もやってますし、これらはとても効果が高いと思います。
でも、どこかで恥をかかないと伸びない。

仕事の場面でも同じです。英語の電話で恥ずかしい思いをしたり、海外とのミーティングで議事録を取れなくて焦ったり、そう言ったことを繰り返すことが、成長に繋がる動機付けになると思います。

静かなオフィスでお客さんから英語で電話がかかってきたことがあります。
電話に出た瞬間に焦りと冷や汗です。
そして周りの同僚がおそらく聞いているはずです。実際には聞いてなくても、聞き耳を立ててるんじゃないかという妄想が生まれます。本当に恥ずかしい。カタコトでなぜか身振り手振りで必死に話します。
その場はなんとかしのぎ、電話を切った後のなんとも言えない空気感を覚えています。
「恥ずかしい・・・」

それでも、次にかかってきたときにはこう言おう、とか、こう言いたかったのにどう言えばよかったんだろう、と必死に調べた記憶があります。
「お世話になっております」
「お電話ありがとうございます」
「調べて折り返し連絡します」
「あとでメールで回答します」
これを言いたかったのに言えない。。次こそはちゃんと話そう!その焦りが次への意欲に繋がりました。

一歩踏み出す勇気

勇気がなくて人前で英語を話せないという人がいれば、そういう機会を積極的に作ってくのは大事だと思います。

例えば、マンツーマンレッスンはお休みしてグループレッスンに変更して見るのはどうでしょう。

オフィスに外国人がいれば、一緒にランチや休憩に行ってみてもいいかもしれません。私も実際にこれをやってました。お客さんではなく同僚とならカタコト英語でも緊張は抑えられると思います。

「エフォートレス思考」という本の中にこのような文書がありました。

1000個のビーズが詰まったバッグを持っていると想像してみてください。外国語で人と会話するとき、間違えるたびにビーズをひとつ取りだします。袋が空になれば、レベル1の達成です。早くたくさん間違えれば、それだけ上達も早くなります。

エフォートレス思考 努力を最小化して成果を最大化する ー グレッグ・マキューン (著)

なるべく多くの失敗をすることが習得への近道。
恥をかくのを恐れていたら学ぶことはできない。

このような意識を持ち続けていることが、英語学習に欠かせない要素だと思っています。